シロクマ日記

　ホームステイ最終日。今日は、２年間住むであろう家を探す。家賃は、国から支給される額が決まっていて、その金額で家を探す。いくつか、マミギンに連れて行ってもらい、日本食レストラン「NAMIE」の上の部屋に決めた。トイレ、シャワー付きで料理用...

　今日は、Mr.Norbertoがゲストスピーカーとして、彼の母校で話をするということで、僕も同行することに。そこで彼の偉大さを知った。 　彼との晩酌での話。彼は９人兄弟の６番目。家は貧しくお金がないから、１２歳から親の仕事の手伝い...

　いよいよ2泊3日のホームステイが始まった。マニラから飛行機でパナイ島まで向い、空港で明るいおばちゃんが迎えてくれた。彼女は、通称マミギン。のちにマミギンは僕のフィリピンでの母親代わりを買って出てくれ、10年以上たった今でも連絡を取り合っ...

　協力隊のプログラムの中に、正式な任地派遣の前のホームステイというのがある。２泊３日で任地の、職場関係者の家にお邪魔する。もちろん、同期協力隊でも、派遣先、派遣される島はバラバラなので一人での行動となる。今日は、その説明と予防接種。 ...

　次の日も、事務所にて説明を受ける。行きは、なんとか自力でジープニーに乗り、帰りは土地勘をつかむためドミトリーまで歩いた。やっぱり、新しい土地では歩くのが一番土地勘をつかむことができる。昼からは、大使館に行き大使に挨拶。しっかりと自分の考...

　この日は、みんなで初めてのジープニー(フィリピンの乗り合いバス、走る経路がフロントや横に書かれていて、乗り降りは合図を出せば自由にできる)。全てタガログ語なので、ちんぷんかんぷん。キョロキョロするばかり。早く一人で乗れるようにならねば。...

　そして、いよいよフィリピンへの出発の日。案の定、自分とニーチェは寝坊。準備に追われ、朝飯抜きで空港へダッシュ。やれやれである。今思うと、この年頃は頻繁に寝坊していたような。。。お恥ずかしい 　いざ１２人のフィリピン隊員と合流し、フ...

　フィリピン出発の前日は、東京にて前泊。いよいよ長い間夢に見た、フィリピンでの２年間が始まる。不思議なもんで、最初はワクワクしていたけど、２年間海外と考えると若干怖さすらある。どんな生活が待っているのか、２年後どうなっているのか、全く想像...

　東京のJICA事務所に避難後、みんな翌日にはそれぞれの地元に帰った。地元に帰ると、いろんな人に心配された。会社の先輩からも安否確認のメールが来ていた。同じ訓練所の仲間の中には、こんな状況で海外に行けないと派遣を辞める人もいた。自分の中に...

　JICA事務所がバスを用意してくれることになった。郡山駅からピストンで一度訓練所に避難することに。シニア、女性陣を優先して、バスに乗せ、みんなが訓練所にそろう頃には夜になっていた。備え付けの非常食がみんなに配られた。電気は無く、トイレは...