インドの旅⑤(ラジャとの出会い)

日記

 これはちょっと番外編。インド人ガイドのラジャと僕、S君で話す時間があった。ラジャの考え方がそのまま日記にあったので、ここに書いておく。

神について。「昔は神が人や動物を創り、今は人が神を創っている。これは、今の人達は、自分の問題を解決するために神様を創り、祈ることで自分の問題から逃げようとしているから。誰一人、神様を見たことがないのに信じて祈る。でも、すべての問題は自分の中にある。神が誰なのかを決めるのも自分やし、どうやって生きていくか決めるのも自分。結局、最後は自分。すなわち自分の意志が神なんだ。」

両親について。「両親を大切にすること。お腹に居るときから栄養を与え、子供のことをずっと考え、生まれてからも自分を第一に考えてくれている両親。言葉は誰に教わったのか?誰のおかげでここまで育ったのか?今の人達はその恩を忘れ、自分の家族が出来たら、そっちが大切で親への感謝を忘れる。そうやって見放された親達が、ここヴァラナシでは道端で乞食をしながら死を待つ。親への感謝があればこのような状況にはならない。大事なのは親に感謝すること。この考えを広めていくことで世界は変わっていく」

この話を聞いて、僕は気づいたら泣いていた。隣を見たらS君も泣いていた。「めっちゃ泣いてるやん」2人でつっこんだ。

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