念願のTESDAに到着し、代表の方に挨拶をする。代表は、優しそうな60代ぐらいの男性。TESDAはフィリピンの職業訓練所で、溶接以外にも自動車整備士や、電気、語学など様々なコースがある。フィリピンの多くの若者はここで、資格を取得して働く、または海外に出稼ぎに行くことを目標としているらしい。学校の中を、見学しながら、英語の説明を必死になって聞いていた。ほとんど理解は出来ていなかったと思うが。関わって下さった皆さんに本当感謝である。
TESDAは、設備は整っているとは言い難い環境ではあるが、アットホームで、とても雰囲気が良かった。溶接コースの設備や授業の説明を受け、生徒にも会い、授業風景も見学させてもらった。生徒はみんな若い男性で10人ぐらいだったと思う。みんな、謎の日本人に対して人懐っこく、いい笑顔で接してくれた。
実際に現地を見学し、生徒たちと触れ合うことで、日本で感じていた「自分は現地の人達の役にたてるのか」という不安は薄れ、自分にも出来るかもしれないという、前向きな気持ちに変わっていった。
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