フィリピン、ネグロス島を目指す機内。前回のインドとは違い、今回は一人旅だ。窓から外を見ながら、いよいよ旅が始まる、と噛みしめ離陸。機内では、到着後どうするかを、地球の歩き方片手に、頭を整理していた。そんな時、隣の日本人が話しかけてきた。「どこに向かうのか」とスーツを着た、中年の男性。この出会いが、今後を大きく左右する奇跡だったと後で気づくことになる。その方は、僕が目指す島ネグロスにある日系企業の方だった。自然と会話は弾み、青年海外協力隊に参加したいこと、一度不合格だったこと、今回は活動先の下見と自分の気持ち確認のために、アポなしでネグロスに向かっていることを伝えた。するとその方は、会社で人事担当をしてるからと、「面接の必勝法」を教えてくれた。
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