前日は、ワクワクが止まらず眠れなかった。今思うと、飛行機も初めてだった。あの飛行機が離陸する感覚、住んでた町を上から見下ろす感覚は、この時初めて味わった。いよいよ、旅が始まったのだ。
タイ、バンコクに着き、独特の熱気と匂いを、体で感じながら、ついに外国に来たんだと実感。今もそうだが、外国に着いた時の、五感が研ぎ澄まされる感覚が好きだ。記憶は飛び飛びで、断片的にしか覚えてないが、ホテルは取ってなかったと思う。とりあえず、空港からタクシーで近くの町まで行く。タクシーの運ちゃんはずっとニコニコしていたが、支払いが終わり、後で考えるとぼったくられていたことが判明。早速の洗礼を受けた。なんとか安宿を探し、拠点を作る。そして目的地は無いから、ひたすら歩いて外国を堪能していった。歩く人、飛び交う言葉、服、家、すべてが新鮮で、それだけで楽しかった。町の露店でChangビールと料理を頼み、初海外に乾杯した。夜はタイといえばマッサージということで近くのお店でオイルマッサージを受けた。紙パンツの薄さには驚きそわそわしたが、2人とも満足。そんなこんなで、1日は夢のように過ぎていった。
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