2日目。いざインド、ヴァラナシに到着。タイよりも匂いは強い感じ。空港を出た瞬間の光景は今でも覚えている。大勢の褐色で目の大きな人達が、一斉に大声で僕たちに何かを言ってくる。怒っているようにも見えた。これは、とんでもないとこに来たと思ったのが第一印象。無意識に五感が研ぎ澄まされていく。
ガンジス川のほとりの町で、日本人ボランティアスタッフと約束していたので、そこを目指す。が、移動手段はよく知らない。手元の本「地球の歩き方」だけが全てだった。なんとか群衆を抜け、少数の3輪バイクドライバーに声をかけた。交渉して目的地近くまで向うことになった。この時点でどっと疲れている。ドライバーは運転が荒く、やたらとクラクションを鳴らし上げる。僕たち2人は、体、荷物が落ちないよう、しがみつくのに必死だった。インドは、タイと比べても視界から入る情報が多すぎる。まず、道は赤土で舗装されておらず、砂埃が舞う。牛が我が物顔で歩き回り、人は牛の動きを見ながら動く。(牛は神聖な動物という認識があるため、人より牛優先)ごみが至る所に散らかっており、民族衣装を着た人々は大きな目で僕たちを見る。3輪バイクに乗って数分で髪はキシキシになっていた。そして肝心なことに気づく。インドのお金ルピーを持っていないのだ。ドライバーに単語で換金所に行くように伝えた。着いた換金所でお金を替えるだけだが、大勢の人に囲まれていた。なんとかルピーを手に入れ、目的の町に着いた。町は入り組み、人口密度が大変なことになっている。インド=ツッコミどころが多すぎる。
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