貸農園と豚の角煮

日記

 インドから帰国し、少しずつ自分の進む道が見えだしていた。それは青年海外協力隊だ。旅をすることで海外への興味がさらに強くなり、短い期間だったが今まで知らなかった事をたくさん吸収した旅だった。協力隊として2年間、途上国に住み、現地の方と一緒に活動することで、成長する自分がただただ楽しみだった。きっとやりがいに溢れているだろう。ただ、僕自身、何か出来ることがある訳ではないため、いろんな事をやってみようと動き出していた。当時僕は、21歳。職場の同僚、宮古島軍団が休日、農園を借りて野菜を育てているのを聞き、早速自分も入れてもらえるよう交渉した。夏は、トマト、キュウリ、トウモロコシ、なすび。冬は白菜、ジャガイモ、大根などを育てて、実家に送ったりした。朝一、みんなで畑作業をし、昼は畑で沖縄のおばーが作った豚の角煮他沖縄料理を食べる。最高に楽しく、幸せな時間を過ごしていた。

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