出発

日記

 いざ実家を離れるとなると、ワクワクとドキドキが半々ぐらい。最寄りの新幹線駅ホームまで見送ってくれた両親。あの新幹線がゆっくり進みだした時感じた、体はその場に居ようとするけど、進んでいく、その時感じる心臓がギューッと縮こまる感覚は今でもふと思い出す。気づいたら泣いていて、隣のおじさんに涙がバレないように隠すのに必死だった。ここから18歳一人での神戸、社会人生活が始まった。

いざ神戸に着くと、会社からの案内に必死になりながら指定された寮を目指した。寮母さんに挨拶しこれからお世話になる部屋に入り一息、母に着いたの報告。さっきお別れしたのに数時間後には電話で声を聞く違和感を感じながら同時に安心感もあった。

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