宮古島軍団

日記

時間はかかったが、少しずつ職場の雰囲気になれ、二十歳になってからはいろんな飲み会に誘われるようになった。歓迎会では、緊張しまくりで全く酔わなかった。逆に緊張しすぎて顔が青くなっていたはずだが、「こいつは酒が強い、さすが九州男児」ともてはやされた。特に宮古島軍団に気に入られたのか、彼らの飲み会によく招待された。彼らは毎回の呑み会で、必ず「オトーリ」というのをやる。これは、いわゆる一気の回し飲みで、一人ずつグラスを片手に挨拶をし、その後一気をして次の人に回すという宮古島の風習らしい。お酒を覚えたての自分はいろんな失態をしていたと思う。宮古島軍団も毎回お酒を飲んでは喧嘩して、次の日には仲直りという、なんともこれを書きながら,頭のおかしい人たちだなと思うが、それはそれで楽しくもあった。そしてこれが私の,沖縄との初めての出会いである。

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